屈折路

昨日、京橋。 以前に多摩川のart & river bankで眼にした写真作品の印象が残っている、古賀亜希子。 巷房での"ジュスティーヌ"展。 やはりここでも、禍々しい空気が写し込まれている。 不思議な視点。 それが未知への恐れとしてではなく、自らがある場所から…

蝉狩り

昼に買物に出た際、見掛けた蝉捕り。 高校生と思しき男子が、大きな捕虫網いっぱいに蝉を捕り溜めている。 あれほどの量を必要とするとなると…さて、何に使うのやら。

植物文様仕度

9月16日から代々木 千空間にて、作曲家 藤枝守さん、陶芸家 兼藤忍さんとのコラボレーション展。 昨日はこれに向けて、サウンド・インスタレーションに用いる音源録音に立ち会う。 展示会場ともなるギャラリーにピアノが持ち込まれ、奏者の手によって藤枝さ…

屋久島〜N.Y.間

8月1日。 TURQOISE.ROSCO.社長にお招き頂いて、いそいそと原宿クエストへ。 テラウチマサト 展オープニング・レセプション。 女優・モデルを被写体とした写真が中央に置かれたのは、制作に多くの人が関わるからか。 両端に屋久島/N.Y.の風景写真。 その中…

深夜行路

昨日は、連日のイベントの後、関係者揃って杯を合わせる。 途中乗換駅で最終を逃がし、駅7つ分を徒歩での帰路。 前日の掛け違いを持ち越してきてしまったか。 線路沿いに聳える、巨大な茂みと倉庫…まるで領土を取り合っているかのよう。 その足元で、疎らな…

赤塚採取

さて、今日が白瀧文化祭、会期初日。 詳細は7月8日の項に。 重ねてよろしくです。 今日は気になるトーク・イベントもあったのだ…と、帰りに急ぎ寄るが、あいや時間を勘違い。 夕ではなく、昼の催しでした。 すでにして気配すらも跡形もなく。 なにか掛け違…

記憶埃

記憶が塵芥と化す前に書き付けねばと思えど、すでにして埃まみれ。 ではあっても、7月3日。 10月のイベントに向けて、詩人の木部与巴仁さん、音楽の大熊亘さん、桃梨のお二人と会談。 いずれに向かうか分からぬ流れが、それぞれの肩書きを‘かたり・おと・…

雷獣

駅に降りると、底が抜けたかのように落ちる雷と雨。 ‘徒歩2分’がもう必死。 しかし、それが用意されたもののように、幕開けに相応しい伊東篤宏さんの展示。 踏み入る会場も帯電している。 明滅する光と音。 メタリックな空間を後にすると、不思議と牧歌的印…

足踏み行

アメリカ・ツアー中の秋山徹次さんからメールが届く。 日本で鳴る音にしてからがすでにそうであるかのような風体であるのに、付された写真は正に想い描くところのロードムービーの1カット。 ギター1本を頼みに拓く道を旋律は這い、行く先々で返す音と絡み…

seem展開

昨日が、長尾明子さんとの2人展【seem】初日。 危ぶまれた天候にも、雨に誘われる人もあったのか、来場多数に感謝しきり。 跳ねが上がるといっても、それが季節の風貌だものね。 波紋散らして、どこまで響かせ得るか。 以前の作品から追って見ていてくれた/…

静音権

7月の展示に向けてのミーティングに託け、立ち寄る閉店セール中のレコード屋で、もはや存在しないレーベルのCD発見。 RUBE WADDELL。 アパートの一室でガラクタ炸裂…といった風情の爆音ブルース。 近所対策をどうしているのか、心配される。 かと思えば、…

雨雲縫合

5月19日。 都合良く、雨足を縫って、曇天の下を移動。 展示チラシを置いてもらおうと訪ねたギャラリーで共通の知人を引き当て、 初めて訪れるスペースは空間も物も人も言葉も旧知のように待ち構えていてくれ、 容器の奥に景色/佇まいを仕舞い込む作家の展示…

諸国漫遊記

納品を兼ねて訪ねた原美術館に始まって、昨日は…いや、もう一昨日か…6月に控えた展示(詳細は追々)のチラシ撒き。 立ち寄るギャラリー/スペース等、そのことごとくに引っ掛かり、目的が転倒する楽しい会話。 どこもが、こだわりを軸に回る王国のよう。 それ…

マイペンライ

今月3日、待望のJAD FAIR来日公演目指して、学芸大学trayへいそいそと。 自身のアートワーク展示に合わせたイベントとあって、ソロでの登場はこの日限り。 JAD FAIR/HAIF JAPANESの音楽を例えるなら…日曜大工か。 衝動に任せた手作りを、万事まとめる愛嬌。…