雷獣

linedrawing2006-07-16

駅に降りると、底が抜けたかのように落ちる雷と雨。
‘徒歩2分’がもう必死。
しかし、それが用意されたもののように、幕開けに相応しい伊東篤宏さんの展示。
踏み入る会場も帯電している。
明滅する光と音。
メタリックな空間を後にすると、不思議と牧歌的印象が残っている。


【>>)) umbra ((<<】 at 明大前 キッドアイラック・アートホール
伊東篤宏 ソロ・エキシビジョン&サウンドパフォーマンス
7月15日(土)〜22日(土)
12:00〜20:00(ライブのある15、16、21日の展示は18時まで)


代々木にあったオフサイトでは散々お世話になった伊東さん。
今はスペースはないけれど、話しているだけであの空気が立ち現れてくる。
なんだか、とてもホッとさせられる。


夜はgift_labにて、asuna+SASW×veno tagashiライブ。
asuna+SASWは、珍しくアンドリュー・チョークだとかホポル・ブーだとか…参照がスルスルと出てくる音。
それもあってか、散らばった童謡の欠片を拾い集めているかのような、venoさんの演奏が印象に残る。
インターバルを挟んで後半は、公開実験の趣き。
小さな会場一杯の観客が、ささやかな変化を見/聴き逃がさないよう固唾を呑む様に、ここでもオフサイトの片鱗が蘇る気がしてしまう。


…そのような昨日。