2019-01-01から1年間の記事一覧

展示案内

小田原の街中で催されるアート・イベントに展示参加します。名物も多い土地、あれこれ目当てを掛け持ちして足延ばしてもらえましたら。■2019年11月23日(土)、24日(日)、30日(土)、12月1日(日)【小田原城町アートプロジェクト – 記憶のノゾキミ】小川敦生、柴…

フリードリヒ・グラウザー - 狂気の王国(作品社)

血痕も飛散する荒らされた部屋を残し、行方知れずとなったラントリゲン精神病院長。入院患者ピーターレンの、タイミング揃えたかの脱走との関連はあるのか。対象からの直接指名で、院長代理のラードゥナー博士の警護に当たるシュトゥーダー刑事。精神病院と…

TULLI LUM – Tulli Lum(CD Viljandi FolkMusic Festival ‘00)エストニア

エストニアのフォークロックバンドJUSTAMENT、JAAARメンバーらによるユニット。普段演っているバンドの方をネットで確認してみる限りでは…アメリカのカントリー歌手が吹かすリーダー風を見て「おらの郷の節でも音頭取ってみんべぇ」と始めたんじゃないかと想…

ヘレン・マクロイ - 暗い鏡の中に(創元推理文庫)

ネタに抵触せずに語ることなんて出来そうもないから、背表紙に手を伸ばしかけていた人は、こんな駄文で楽しみを薄めぬが良い。美術教師フォスティーナは、寮制の女子学院へ赴任してから5週間で唐突に学長から解雇を言い渡される。不審に思った同僚のドイツ…

催し案内

ここ数年断続的に試みている、輪として完成するドローイングを敢えて分断して提示すること。その試みを続けていると、線と連続する点とが、双方向に変容可能なかたちに思えてくる。映画の中の時間と、フィルムの一コマ一コマとのように。眼が恣意性を以って…

ピエール・シニアック – ウサギ料理は殺しの味(創元推理文庫)

労働も経済も工場で賄われている街。自己完結している土地のガス抜きとなるのは、百貨店と売春、そして場違いに内外まで味の知られたレストラン。81年フランス産ミステリといっても、些か単語に修正を加えれば、なんとまぁそのまま日本の郊外の現在にそっく…

ホレーニア – 白羊宮の火星(福武文庫)

ヴァルモーデンは、兵役の年季を済ませてしまおうと出頭した演習から数日もしない内に、詳細明かされぬまま実戦の内にいる。状況が戦争へと踏み込んでいく次第が、夢と現が侵犯し合う濃密なまでの予兆に満ちた世界として綴られていくのだけれど…。このヴァル…

展示案内

今更正体はバレバレだが、素顔曝しながら暗躍と嘯く怪盗やヒーローと近しい存在を狙って…’謎’の美術家トリオH!C!P!が初の展覧会を山梨で開催! これを見逃す手はないでしょ。■2019年2月16日(土) – 3月10日(日)【もものやま】H!C!P! 展 at 三彩洞11:00 - 18…