2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

seem

出掛ける日に限って雨。 薄日にも川向こうのアジサイは目に付く。 それが、ぐるり周って橋を渡り脇を通る際には、どうしてか見当たらない。 かといって探すわけでもなく、外出の度に川を挟んだ花を見ている。 幻であっても支障はないし。 植物の幽霊など…視…

静音権

7月の展示に向けてのミーティングに託け、立ち寄る閉店セール中のレコード屋で、もはや存在しないレーベルのCD発見。 RUBE WADDELL。 アパートの一室でガラクタ炸裂…といった風情の爆音ブルース。 近所対策をどうしているのか、心配される。 かと思えば、…

雨雲縫合

5月19日。 都合良く、雨足を縫って、曇天の下を移動。 展示チラシを置いてもらおうと訪ねたギャラリーで共通の知人を引き当て、 初めて訪れるスペースは空間も物も人も言葉も旧知のように待ち構えていてくれ、 容器の奥に景色/佇まいを仕舞い込む作家の展示…

MY MOLESKINE EXHIBITION

移動する展覧会。 牽引するは、欧州ノート・ブランド、MOLESKINE。 国内外のクリエイターがそれぞれに頁を埋めたノートが、あちこち経巡っていました。 僕のは、昨年の表参道ナディッフに始まって、京都恵文社を経て、今月初めまでブックファースト渋谷店。 …

諸国漫遊記

納品を兼ねて訪ねた原美術館に始まって、昨日は…いや、もう一昨日か…6月に控えた展示(詳細は追々)のチラシ撒き。 立ち寄るギャラリー/スペース等、そのことごとくに引っ掛かり、目的が転倒する楽しい会話。 どこもが、こだわりを軸に回る王国のよう。 それ…

花が由来を知るはずもない。

小学生の頃に見舞いでもらったものを、挿し木したバラ。 今年も咲いている。

KENNETH HIGNEY "Attic Demonstration"

ライブ以降、部屋のBGMはJADフェア(苦しいか)開催中。 そこに違和なく紛れる1枚。 76年自主リリースのアシッドフォーク…と言うか。 マイペースを突き通して、逸脱し続ける唄。 慌てて追ったか、演奏まで綻びだす始末。 怪しい電子音/ファズも時折鳴る。 ロ…

マイペンライ

今月3日、待望のJAD FAIR来日公演目指して、学芸大学trayへいそいそと。 自身のアートワーク展示に合わせたイベントとあって、ソロでの登場はこの日限り。 JAD FAIR/HAIF JAPANESの音楽を例えるなら…日曜大工か。 衝動に任せた手作りを、万事まとめる愛嬌。…

端緒

描いていたものが作品となった時に‘自己表現’を思わなかったはずはないのだけれど、制作を続けていく中では、僕と作品、そう親しく寄り添っているようには感じられない。 アイデア、素材、作業、仕上がり…折々の手許にあるものから意味を見出し、その都度ば…