2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

塑像

往きの電車での親子。 図鑑の中から飼いたい鑑賞魚を選び出し、指し示す娘。 ‘自分が不快なものを眼前に突き出されたらどう思う’と、応える母。 魚嫌い? 喋っていた。 gift lab、drop around、千空間と、向かう先々で。 場所、学習、技術、指向性、一般、プ…

今日は何の日?

泣きべそかいていながら、恐怖ばかりを漁っている。 赤いのがいいだの、青いのがいいだの、ミドリが一等いちばん欲しいだの。 選んだところで懐寂しく買えるわけもなく。 猫を相手に愚痴こぼし、仕舞いにゃ苛めて逃げられる。 それで、頼まれたお使いはどう…

同窓連

昨日、Gallery HIRAWATA、吉田有紀 展。 光が球体に纏わる現象として、物質感を持って描かれている。 距離を得て見なければ失われる物質感。 注意がそこへと向かうというのは、なにより、空間に呼応するような巨大な画面が羨ましいからか。 身近なところから…

サイレンシティ

筆を落としたのだか、転がしたのだか、雲が様々に濃淡つける季節。 空と木々の稜線に見呆けていて、‘人さらいの森’に踏み入る。 伝え聞くところによれば、不意に振り返ると連れの姿が消える…とかなんだとか。 互いが相手を見失うのだから、なんのことはない…

うつろいのさま 序

会場設営を後日再構成して記す。 って、何を作り得ようというのだか。 9月11日。 午前から始める作業は砂を集めるかのごとく、散り散りは一つところに定まらず。 遅くになってようやっと、塵山の頂に着地点発見。 昼に食したのは、赤/黄/黒/白から2色を選…

ドクトル・ベクトル

9月5日。 木部与巴仁さん、上村美保子さん、JIGENさん、大熊亘さんとのイベントに向けてのリハーサル。 2つの声、2人の奏者、2つの視点。 実際の会場で編まれたラフは、完成にはまだでも、蛇行するレールのような姿を見せている。 えっ、パフォーマーで…

「植物文様」展 うつろいのさま

秋のとば口に、暑気が居座っている。 その気候もあってかの居眠りに、どれほどの時を費やしたか。 覚め切っていないのか、暑過ぎるのかやらで、時間の感覚がつかめない。 唐突に‘ジッ’と鳴る音と共に現れ、消えるものの正体がつかめない。 いやいや、録画で…