ドクトル・ベクトル

linedrawing2006-09-09

9月5日。
木部与巴仁さん上村美保子さん、JIGENさん大熊亘さんとのイベントに向けてのリハーサル。
2つの声、2人の奏者、2つの視点。
実際の会場で編まれたラフは、完成にはまだでも、蛇行するレールのような姿を見せている。
えっ、パフォーマーではない僕が何をするかって。
線の両端に、2つのベクトル置いて、延びていくのをただ眺めるばかりです。


帰りに、チラシ配布にと寄るGallery it's
そのまま、オーナーとIさんと夕飯に。
内に言葉を溜め込んでいたのか、ちょっと喋り過ぎ。
いや、内が空だから食ってるはずなんですが。


9月7日。
用事の前にと、早くに家を出て向かう神田。
小出由紀子事務所、マッジ・ギル“迷宮の女主人”展。
今までに眼にした作品は、強迫的なまでに平面へとギッシリ敷かれたイメージの印象だったのだけれど、ここでの小品には奥行きがある。
作品を繰れば、連続性があるようにも、動きがあるようにも。
無声よりも静かに深い、活動写真。
それにしても、この会場での展示は、いつもながらに驚き/発見を与えてくれる。
ありがとう、小出さん。


この後に控えていたのは、“植物文様”展の会場設営/ミーティング。
落として割ったかのように、散り散りのベクトル。
人目に晒すには、まだまだです。