うつろいのさま 序

linedrawing2006-09-18

会場設営を後日再構成して記す。
って、何を作り得ようというのだか。


9月11日。
午前から始める作業は砂を集めるかのごとく、散り散りは一つところに定まらず。
遅くになってようやっと、塵山の頂に着地点発見。
昼に食したのは、赤/黄/黒/白から2色を選ぶカレー。
色彩が乏しい作品展示なので、ここはとばかりに赤と黄を。


9月13日。
1日置いての作業は、先に決めた手順をなぞるばかり。
頂いたあんみつの糖分が、更なる拍車を駆けます。


9月14日。
会場へと向かう前にチラシ撒き。
足を運ぶスペース毎に、土産に情報や機会を貰うようで、もっと時間を割きたくなる。
作業は前日の延長で、平面の全てにハリパネを骨と仕込むことに。
昨日と裏紙の異なるハリパネ。
メーカーの違いがこうも如実に出るのかと思うほどに簡易。
あっという間に準備万端。
あとは開幕待つばかり。


9月15日。
今日もチラシ配りから。
目的地に着く前に路上で出会うこと…行程はかどる偶然。
おかげで、1つ先まで足を進めることが出来ました。
夕から会期前日に置かれたオープニング・レセプション。
小山さん、長尾さん、安斉さん…今までの共/競作者がずらり揃ったのは、壮観にして嬉しきこと。
遅くには、Gallery it'sオーナーも顔を見せてくれる。
この面子と、魚を模したサンドイッチだけでも、充分一つのイベントとして打てる。
贅沢。
それとハリパネ、同じメーカーの新旧バージョン違いであったことがこの日判明。
使い易かったのは…旧の方でした。


9月16日。
別件でのミーティング兼ねて向かう初日。
傍から展示会場へと移動する会合は、‘雨の後のアスファルトの匂い’など琴線鳴る言葉があり、期待駆られる。
夜のイベントはすっぽかし、渋谷O-nest “WARSZAWA DREAM”。
久々に合う顔見付け、やぁやぁやぁ。
2つのギターと声が、囁きから遠吠えまで、静かに登りつめたANTHONY GUERRA & HISATO HIGUCHI
絡んだ糸巻きの中から、長い1本のラインを引き当ててみせる秋山徹次
ラストに控えしMATTIA COLETTI & XABIER IRIONDOの猛烈な馬鹿っぷりには感動。
外し続ける身振り、楽器、音、展開…いずれにも予測は付いて行けず、笑いが止まらない。
特に異能者振りを発揮していたヒゲ・パーマ(XABIER IRIONDO)、後で80年代中期の貧乏インダストリアル TASADAYのメンバーと知って吃驚。
道理で、地に足の着いた変態所作。
年季が違わぁ。
満足顔揃えて台湾料理でご飯。
満ちて今夜はぐっすり眠れる。


9月17日。
眠り過ぎ。
起きていたのが数時間。