2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

堀江敏幸 - 燃焼のための習作(講談社)

嵐に事務所での一時停止を余儀なくされた探偵、助手、依頼人が、それぞれの記憶を語り交す。 いわゆる枠物語にも思えるのだけれど、話は入れ子状には纏まらない。 依頼人とは言ったが、いや未だ依頼を迷っている人物…それだから事実であるか否かは重要でなく…