ROLANDO CHIA - En Voz Baja(LP ‘84)メキシコ

linedrawing2015-05-08

メキシコで編纂された、Klimperei、Harald Sack Ziegler、Bene Gesserit…玩具の響きで揃えたかのコンピレーション盤があるのだけれど、手が届くような遭遇が無くて。
聴き親しんでいる欧州勢はさて置き、どうにも気になるのが現地メキシコからどんな音々で迎え撃ったのか。
想像逞しくする内に呆気なく手にしたのが、参加面子中Rolando Chiaの2ndアルバム。
これがアコースティックギターで爪弾かれる、軽音楽の洒脱さと呆けたメランコリー…オールドタイムストリングスとサティの間縫うかの旋律。
調べてみると今では海外でも中々音源に出交わし難い作家のよう。
宅録勢相手にギター一本で立ち向かう姿が腑に落ちるどころか、活動全体でどんな音世界編み上げていたのか妄想に駆られるところだけれど、アルバム愛聴することまでが止めか。


それから何年愛聴盤としてきたか。
それが今年に入ってキツネに摘ままれたかの状況下でこの1stを入手。
ギターばかりでなくカリンバによる星祭みたいな小曲まで入ってオブジェクト感増すが、やはりのほのぼのとした空気感が良いなぁ。
音粒の狭間にレジャーシート敷いて舟漕ぎかねない。
この前にシンセとのデュオでのグループもあると知っては、勢い付いた興味までは眠るはずもないんだけれどね。


追記: 90年代のライブ風景がYouTubeで目に出来るけど、レコードでのシンプルさとは打って変わり、アンプリファイしてドゥルティ・コラムみたいなギター鳴らしてる。