珈琲、休符、珈琲

linedrawing2010-08-20

8月14日。
まず鎌倉に出てクラウド・ビルディングに向かう。
木木のオーナーに挨拶して、29日北鎌倉での催しのチラシをお願いする。
そのまま、北へと趣向が向かうもの作りの話。
陶芸、刺繍に紙の仕事。
web検索では当たらない、実物に触れることで出会い惹かれる感触のことも。
あんまりに可愛らしくて、常陸窯の一輪刺しを買って出る。


北鎌倉まで歩いたら、汗みどろ。
路の途中で、人でないものへと溶け崩れそうになる。


葉祥明美術館では、すでに平野剛さんのピアノが鳴っている。
氷の欠片が零れ弾けるような響きに息を吐く。
おお、冷やかな抒情に身体が形を取り戻す。
ただ、ここだけの話…葉祥明の‘癒し’の絵とは噛み合わないと思うのだけれどね。


駅で29日の催し参加作家、内山聡さんと合流し、
平野親子共々、喫茶ミンカへと向かう。
一歳半と三歳のお子さんだもの、なにをしたって店内の主役になる。
なぜ幼児はストローを齧るのだろうと…美味いからだと。
もの作りの切っ掛けの話。
録音の話…ウォークマンで録って、デジタルデータに起こすのは良いかもと。


平野親子とはそこで別れ、内山さんの車で海老名へ向かう。
旨いラーメン屋があるからと。
車中の話題は…上滑りする日本での美術の流通に改めてシステムの基盤を敷くことの必要性。
盛り上がりはするものの、互いにこの話には暗い側面が付き物なのを解っている。
実は僕はラーメンが苦手なのだけれど…おお、この鶏白湯スープは美味しいかも。
聞けば、内山さんもラーメンがそれほど得意ではないが、ここは!と思うラーメン屋の一つだとのこと。
なるほど。


自転車置いている辻堂駅まで、車乗せてもらい、
時計見れば8時。
まだ開いているとLAMA coffeeに向かう。
ここはブレンド2がとても美味しい。
深く優しく、一日の締めの味。
ここでもチラシ預け、オーナーと話す。
店内で鳴っていて気になる玩具フォーク。
http://www.myspace.com/miyamoyami
そもそもはクラリネット奏者とのこと。
うわぁ、これは録音含め素晴らしいな。
なんと、無料配布のcdrとのこと…貰わぬ訳がない。
御殿場のクラフト・フェアの話。
辻堂の商店街の話…子供の頃、僕も辻堂団地の住人だったので。
試食させてもらったピーチ・メルバのジャムがすこぶる美味く、買って帰る。


締めたつもりが、帰ってカレーを食べてしまう。