展示案内

linedrawing2008-12-06

濃淡まだらに並んだ玉子から、特に赤いのを取る。
表面にペンを走らせる内、殻の中からの視線に気付く。
描いた線は、どんな風に見えるのだろうか。
透かす光の中…静脈と映るだろうか、亀裂とも映るだろうか。
それは知ろうにも、割った途端に消える視界だ。

映像作家 山口絵美さんとのコラボレーションです。
CETという広域での展示イベントの中での、ささやかなアクション。
壁の内外、時間の内外を透かす展示になるかと思います。


【ドローイングとその残像】 at 大原第五ビル
山口絵美×小川敦生
2008年12月10日(水)〜14日(日)
18:00〜22:00
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大原第五ビル
東京都中央区日本橋横山町4-10
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CET08
http://www.centraleasttokyo.com/08/



山口絵美:
光や音を採取し、世界の欠片で作品を編む映像作家。
ユニークな活動を進める恵比寿gift_labでの、sound trip #1・#2に制作参加。
2008年9月ミラノでの小川敦生展のための映像制作を手掛ける。
今回の作品では、ディレクションと映像を担当。
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小川敦生:
均一な線による緻密なパターンの集積で、作品を紡ぐドローイング作家。
装飾ともグロテスクとも取れる過剰さは紙の上に留まらず、壁面、ガラス等々にも侵食している。


どうぞよろしくです。