書物裁縫

6月“(g)”での飯田竜太 展、7月“東青山”での立花文穂 展。 一方は端正に切り刻まれた本、一方は崩れるにまかせた本の堆積。 いずれも、本好き紙好きにとっては、心躍るような展示。 …のはずが、何か引っ掛かるものがあるのは、素材の中に自分の探している本…

花像

新聞の句評欄、加藤郁乎の句集(“實”文学の森)紹介に採られた内一句。 このはなのさくやはうつゝ初桜 初桜とあるのだから、そうであるはずがないのに、幾重に浮かぶ読みに八重を想ってしまう。 この句の前書とされた歌にも惹かれる。 あさゆふに花まつ比はお…

花が由来を知るはずもない。

小学生の頃に見舞いでもらったものを、挿し木したバラ。 今年も咲いている。