2013-09-15から1日間の記事一覧

ジュリアン・グラック - シルトの岸辺(集英社)

読み通せるのか危惧するほど修辞に修辞を重ねた息の長い文体が、長らくの興味を躊躇させていたジュリアン・グラック。 なんのことはない、いざ本繰れば手もなくその言葉の叢に溺れている。 結果、頁尽きるのを惜しむように読み終えた『シルトの岸辺』。 仕官…