イベント案内

linedrawing2009-05-30

体調崩し急ぎ帰宅した夕刻、玄関先で良い匂いを覚えた。
家の者の話からすると、バラのよう。
翌朝にも確かめようとは思うが、やはり風邪で、寝込んでしまっている。
ようやっとに床を離れたのが三日後。
這い出た庭に、すでに花は無い。
しかしそれでも、曰くこうとは示し難い形が、僕の中に、残っている。

山口絵美さんの作品上映に連ねて、僕とのコラボレーションも。
瞬きの中で捉えたもの、放したものを、追ってもらうことになるかと。



2009年5月30日(土)
【weaving imagination vol.2 アートと映像の共謀】
at 川崎市市民ミュージアム 1F映像ホール
第1部 15:00〜 第2部 18:00〜
各回 大人¥600 高校・大学・シニア(65歳以上)¥500


第1部
池田朗子
http://ikedaakiko.net/


畔(戸井安代+原川奈緒)
http://www.myspace.com/azeekage


第2部
山口絵美
小川敦生


伊東篤宏
http://www.gotobai.net/
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川崎市市民ミュージアム
http://www.kawasaki-museum.jp/
神奈川県川崎市中原等々力1-2
tel.0447-54-4500



美術作家や音響作家が制作に関わった映像作品。それらには通常の映像作品とは若干異なった独自の趣があります。物語の語り手を持たず、それでいて出来事と叙述の関係を追及する美術やサウンドのアーティストの手法が鮮やかに織り込まれた映像作品をライブパフォーマンスも交えながら紹介します。
第1部は、日常の視点を僅かにずらすことで世界の見え方が変化し、新たな発見と導く池田朗子の作品と、懐かしくもかわいい影絵と音楽による自由であたたかな世界観を醸し出すグループ・畔(戸井安代+原川奈緒)の影絵ライブ。美術好きのみならず、大人から子供まで楽しめる視覚と聴覚の世界です。
第2部は、緻密な一筆の線によるドローイングや彫りの作品を発表している小川敦生と、スチル写真を独特のリズム感で構築し、コマ撮りアニメーションを制作する山口絵美による心地よい空気感の映像作品。そして蛍光灯による爆音と発光の刺激が鮮烈な印象を与える伊東篤宏の「OPTVISION」の上映とライブパフォーマンスを紹介。どちらも静と動が息づいた作品です。
第1部、2部を通して、美術が映像と共謀し、独自の趣を持った映像表現のあり方をぜひご覧ください。


どうぞ、よろしくです。