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linedrawing2009-04-13

古本屋ではなく、スリフトショップの段ボール箱の中で見付けたことからして怪しい音楽誌。
小学校の美術室の壁に並ぶお父さんの肖像よろしく描かれた、ミュージシャンの木版画が毎号表紙を飾っているのだから、益々。
季刊 瓜歩 1981年春号〜83年夏号(82年夏号欠落)。
巻頭に置かれた特集記事は、音楽に政治やら環境問題を無理な形で絡めたものばかりで鼻白む。
が、それでも購入誘うは、誌面の大半を占めたディスクレビュー。
単音ピアノによるビーチボーイズ名曲選、ヴィヴァルディのカズー協奏曲、アーミッシュのパンクバンド、ラップ音コレクション…。
盤の存在自体に首を傾げたくなるものばかりが並ぶ。
ジャケット写真も掲げられてはいるけれど、掛けたアミが却って目をつぶす代物。
それでもなにやらワクワクさせられるのは、かつて何処かにあっただろう、奇妙な音の交差点を想うからか。
発行元住所は、足柄上郡…うーん、どうなんだろう。

川崎市市民ミュージアム発行の冊子、MUSEUM NEWS。
2009 美術館号 特集記事‘100年後の人類へ’に、椿昇福田里香安彦良和、吉岡洋といった錚々たる面々に混じって執筆しています。
表紙から始まって、山口絵美さん撮影の作品写真も満載。
美術館にお立ち寄りの際は、手に取ってもらえましたら。
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川崎市市民ミュージアム
http://www.kawasaki-museum.jp/


どうぞよろしくです。