風のとても強い日。 吹きっさらしの土手の上で待っていると、唄が飛んでくる。 びょうびょうと鳴る風に堪えて、合わせて唄う。 和声は風上の耳に届くことはないだろうけれど、風下には君がいる。 返らない君の声を想って、唄い続ける。 * 内藤瑶子さんのお…
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